2016年11月25日

「体内から聞こえる音」

みなさん、こんにちは。
紅葉も進んで、すっかり秋深まって、もう冬の気配ですね。

今回は健康診断、治療のための検査や麻酔中などに用いる『聴診器』についてご紹介します!
みなさんも、健康診断や風邪を引いたりして病院へ行くと、必ず胸や背中に当てられる、あの器具です。

聴診器.JPG

丸い部分を音の聴きたい場所にあて、もう一方を両耳にはめて体内の音を聴きます。
(丸い部分の大きさが違いますが、動物の体の大きさに合わせて使い分けることがあります。)

体内から聴くことが出来る音、例えばお腹が空いたときや、お腹が冷えて下しがちになっているときなどにはグルグルやギュ〜という音がすることがありますよね!
他にも体内では色んな音がしています。聴診器で胸のあたりを聞いてみると…
●心音(しんおん):心臓がドキドキと正しいリズムで動いているかどうか。(心臓の中の弁が閉まる音なんですよ)
心音は動物の体の構造によっては聴きとりにくいこともあります。
●肺音(はいおん):背中に聴診器をあてると聴くことができます。(健康な肺ではほとんど音は聴こえません)

腹部にも聴診器を当てるといろんなことがわかります!
●腸蠕動音(ちょうぜんどうおん):腸がちゃんと動いているかどうか(様々な原因で動きが弱くなってしまうこともあります)、動きすぎていないかどうか(腸の動きが活発になりすぎても、今度は下痢の原因となります)。特に、お腹の音を聴くことは草食動物で重要になることが多いです。

しかし、この聴診、器具を用いて聴くことはできるのですが、聴いた音が正常であるのか、異常であるのかの判断はなかなか難しく、経験がものをいうことが多いです!(これは何でもあてはまることではありますが)
異常に気が付くためには、正常を知っていることがとても大切です。
日々なるべく聴診器を身に着けて、聴かせてくれる動物には積極的に体内の音を聴かせてもらおうと思います!!
聴診器を持った人を見かけたら、「何の音を聴いてきたの?」とぜひ聞いてみてください!

獣医師:橋本
posted by みさき公園スタッフ at 18:33| 日記